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2021.5.30 Sun

なたね油の誕生秘話

オリジナルのなたね油が誕生!

プーラビーダのオリジナル商品「ひなたの国の物語 なたね油」ができました!原料の菜の花が育ったのは大分県の豊後高田市の岬「花とアートの岬 長崎鼻

長崎鼻の風景

長崎鼻は国東半島の先端に位置し、周防灘に向かって「鼻」のように突き出している岬。カフェやレストランを併設し、自然に触れて、自然を香る「見る」「聞く」「触れる」「香る」「食べる」を五感で楽しめる岬です。毎年春には2,000万本の菜の花、夏には140万のひまわりが咲き誇ります。

 

ひなたの国の物語 なたね油」は大分県の豊後高田市の菜種を、宮崎県宮崎市高岡町にある「小田油脂工業」で昔ながらの製法、焙煎圧搾法でじっくりと丁寧に絞った天然のオイル。化学製品を一切使用しない安心・安全なオイルになっています。

ひなたの国の物語 なたね油

 

小田さんとの出会い

小田油脂工業の小田さんは、地域で資源循環サイクルづくりを目指す「菜の花プロジェクト」メンバーのひとりでした。プーラビーダ代表の奥さんが以前活動に携わっていたご縁から話を聞いたところ、小田さんとプーラビーダ代表はまさかの学生時代の同級生!そんな偶然が、小田さんのなたね油への想いを知るきっかけになりました。

小田菜たね油工場の看板

何十年もなたね油を大事する小田さんの、丁寧で真面目な姿に魅了されたプーラビーダ代表。プーラビーダのギフトを通して「人から人へ伝えることで、多くの方々に喜んでいただけることに繋がる」という信念、宮崎のいいものを多くの方へ発信したいという想いから小田さんとのオリジナル商品製作を決めました。

 

菜の花プロジェクトとは

「菜の花プロジェクト」って何だろうって思った方もいらっしゃるかと思います。私も菜種油の開発に携わるまで、何も知りませんでした。

菜の花プロジェクトは、滋賀県から琵琶湖の大規模赤潮がきっかけで始まりました。食用油の原料となる菜の花やひまわりを栽培し、その油を食用に利用した後、化石燃料として利用する。そうすることで、遊休農地の有効利用、農業の活性化などの取り組みを展開することが出来ます。

 

なたね油が地域と地球を救う、今話題のSDGs

今話題のSDGs(Sastainable Development Goals:持続可能な開発目標)。テレビや、ラジオなどのニュースや番組で耳にすることが増えましたよね。なたね油は、地域の田んぼや山が生み出す資源を、地域で循環させることで農業・暮らしを再生する「持続可能な社会」へと導いてくれる油です。

搾られた後の種の粕

なたね油で排出された油粕は肥料として再利用されます。またなたね油は食用だけでなく、ろうそくや石鹸、ドイツではバイオディーゼル燃料(車のガソリン)としても使用されています。

 

なたね油が完成するまで

手間暇かけて作られるなたね油。その工程をご紹介します。

小田油脂工業の焙煎写真

30kgの種を1時間ほど焙煎し、種に含まれた水分を蒸発させます。立ち上る煙のようなものは水蒸気。

菜種

原料の種は胡麻くらいの大きさ。手に乗せるとこんなにも小さい!

焙煎後の写真

焙煎してホカホカになった種を大きな機械へ投入。少しづつ時間をかけて搾っていきます。

搾る様子

先ほどの種からこんなにもトロトロな油が!油の滴る先にはざるがあり、不純物をろ過していきます。

搾られた後の種の粕

搾られた種は油粕に。後に肥料として農家さんへ引き渡されます。

 

じっくりと時間をかけながら、作られたなたね油。香ばしい風味漂う、プーラビーダオリジナル「なたね油」をぜひお楽しみください!

商品について詳しくは「ひなたの国の物語 なたね油」をご覧ください。

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